詩篇(し へん) 3
3 1 ああ主よ。 どうして、こんなに多くの者が私に逆らうのでしょう。 どうして、こんなに多くの者から いのちを狙われるのですか。 右も左も敵ばかりです。 2 神が私をお助けになるはずはないと、 だれもが口をそろえて言います。 3 しかし、主は私の盾、私の栄光、 ただ一つの望みです。 主だけが、恥辱にまみれてうなだれている私の頭を、 高く持ち上げてくださいます。 4 私が大声で叫ぶと、 主はエルサレムの神殿から答えてくださいました。 5 私は安心して横になり、ぐっすりと眠りました。 主が守ってくださったからです。 6 たとえ何万の敵に包囲されても、私は恐れません。 7 私は主を呼び求めます。 「主よ、立ち上がってください。 神よ、お救いください。」 すると、主は敵の顔を平手打ちして侮辱し、 彼らの歯を打ち砕きます。 8 救いは神から来ます。 神はご自分の民に、 なんと大きな喜びをお与えになることでしょう。